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サンドブラストテラコッタパネルプロジェクト:中国・南寧国家公文書館

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プロジェクト: 南寧市国家檔案館(南寧市地方誌館含む)

設計: 華蘭グループ

施工: 威寧投資集団

所在地: 南寧市五象大道北側、雲霞路東側

LOPOテラコッタ外装パネル製品 サンドブラスト加工、18000平方メートル

テラコッタパネル外観.jpg

本プロジェクトはBT方式で建設され、総投資額約3億4000万元、延べ床面積33,300平方メートル。檔案館・南寧市地方誌館・付属建築の3棟で構成され、各棟は地下1階・地上6階建て。70万冊の紙文書を収蔵可能。檔案館は主に南寧市の档案文化事業を統括管理し、地方誌館は地方誌文献等の資料を収集保存する。

グレーテラコッタ外観.jpg

設計コンセプトは中国史上の皇家档案「金匱石室」の思想に由来。金属(主に青銅)製の封印櫃と石造の書庫で档案を保管する「金匱石室」は、古代中国における皇家档案建築の典型様式。この由緒ある荘厳な建築形式が本プロジェクトで継承されている。

ライトグレーテラコッタパネル.jpg

建物は機能別に「外箱」と「内核」に分離:薄灰色の「外箱」は公共サービスエリア・事務室・技術室・倉庫等で構成され、中国伝統建築の尺度・モジュール・反復等の基本要素を採用。グレーテラコッタパネル外装と傾斜屋根のガラス繊維瓦が「石室」的効果を創出し、中国風の屋根ラインと錦模様が広西の民族的特色を表現。

地方誌館クローズアップ.jpg

ガラス質の「内核」はアトリウムと庭園からなる公共空間。ガラス材質と広西の抽象化された伝統建築言語により「多宝格」のイメージを暗示し、内部の「金匱」を強調。外装と内核が有機的に融合し、重厚かつ霊気ある歴史文化雰囲気を形成。

サンドブラストテラコッタパネル付属棟.jpg

建物外装全体にLOPOの薄灰色サンドブラストテラコッタタイルを採用。幾何学的なガラスカーテンウォールと浮き彫り装飾柱と相まって、この大規模建築は非常に厳粛で落ち着いた感覚を醸成しつつ、中国伝統文化の気品を内包。天然粘土製の建材テラコッタパネルは数千年の歴史を持ち、環境友好性・デザイン表現力・テラコッタ外装製品の独特な質感により、档案館・博物館・美術館・劇場等の文化的公共建築に最適。

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