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粘土化粧レンガの利点

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フェイスレンガ(垂直穿孔レンガ)は粘土製で、建築物の壁の装飾と耐力躯体を兼ねたレンガです。長方形(標準形)や不規則形(補助形)があり、多孔質構造が特徴です。この設計により、焼成時の均一加熱、重量軽減、セメントモルタルの充填が可能となります。造園・住宅・店舗・公共施設などで広く使用されています。

粘土フェイスレンガの外壁採用メリット:

1.耐久性

高温焼成により耐候性・耐食性に優れ、吸水率8%以下で凍結融解循環にも高い抵抗性を示します。

2.優れた断熱性能

粘土特有の温度調整特性により、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を実現します。

3.施工効率向上

空洞壁の外層に直接施工可能で、断熱と装飾を同時に完了。躯体と仕上げを一工程で済ませられるため、大幅な工期短縮が可能です。

4.高い安全性

1100℃以上で焼成されるため不燃性を有し、防火性能に優れています。

5.環境配慮・低メンテナンス

リサイクル可能なエコ素材で、経年劣化せず風合いが増します。適切に施工すればメンテナンスフリーです。

LOPO穿孔レンガプロジェクト:浙江大学(舟山キャンパス)

LOPO穿孔レンガ

粘土レンガは古くから優れた耐力建材として使用され、フェイスレンガも荷重支承・陰影効果・発色性に優れています。施工手法(目地の厚さ・レンガの凹凸)による縦目地や陰影で構造美を表現可能。配置や象嵌技法で「二次テクスチャー」となる色帯・模様を創出し、ガラス・コンクリートブロックなどとの組合せで多様な建築様式を実現します。寸法・表面質感・粒状空隙が生む視覚効果は、現代技術が生んだ平滑な金属/ガラスにはない味わいがあります。

中国では建築家による粘土フェイスレンガの可能性探究が進み、LOPOはハンブルクハウス(上海万博)・クルランド大学・浙江大学(舟山キャンパス)など注目プロジェクトを共同で完成させています。

LOPOフェイスレンガプロジェクト:クルランド大学

粘土薄形タイル

LOPOのフェイスレンガは良質粘土を等級調整後、高温で精密焼成。自然発色で全体に色むらがなく、基本色(白・黄・赤・茶・灰・黒)から特殊色(メタリック・混色)までバリエーション豊富です。設計要件に応じた寸法・形状・機能を実現し、研磨・刻目・粗面加工・手仕上げ等の特殊工程で多彩なテクスチャ(平滑面・粗面・斑点・色斑)を表現可能です。

ハンブルクハウス――2010年上海万博

中国初認証のパッシブハウスで、地中熱ヒートポンプによる冷暖房・換気・除湿を採用。断熱防音外壁と再生可能エネルギーで極低エネルギー消費を実現しました。

粘土フェイスレンガ

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