プロジェクト: 銅川博物館
設計: 西安建築設計研究院有限公司
銅川博物館は長青南路と朝陽路の交差点に位置し、総面積60,000平方メートル、延床面積31,000平方メートルを有する。2017年7月に建設が始まり、最近完成して一般公開された。
銅川博物館は、銅川の歴史を展示する基本展示エリア、民俗と無形文化遺産の展示ホール、文化財保護・修復・展示センター、文化庭園などの関連施設を備えている。収蔵、展示、研究、考古、公衆教育、文化交流の機能を集約した、多機能で大規模な総合的な現代博物館である。
博物館の建築スタイルは「山水都市(山と水に囲まれた都市)」という設計理念を体現している。建物の主要部分には交差する通りが見られ、銅川の好立地と便利な交通を暗示している。建物の最外層ファサードの上部には、11万枚の金属片で構成されたKinectファサードがある。面積は約3800平方メートルで、中国最大のKinectファサード装飾建築である。微風が金属片を優しく揺らし、流れるような曲線を形成し、銅川が美しい山水を持つ都市であることを象徴している。
建物本体の内側ファサードには、梳き目とサンドブラスト処理を施したテラコッタ、アーチ形テラコッタパネル、窯変テラコッタロッドなど、多様な色と質感のテラコッタ外装材が使用され、古代陶磁文化都市の独特の魅力を展示している。
「山水」の意味を強調するため、設計者とLOPOはテラコッタ製品のデザインに多くの興味深い試みと革新を加えた。例えば、ファサードパネルに透明な水滴釉薬を追加した。これらの水滴釉薬は粘土にしっかりと付着し、ファサードを叩く水滴のように愛らしく自然である。
ルーバーに関しては、LOPOは特殊な製造プロセスを採用し、同一バッチのセラミックロッドが無煙炭色から深紅色、レンガ色から茶色まで、微妙で豊かな色合いを自然に形成するようにした。異なる色のルーバー外装材がランダムに垂直に取り付けられ、流れる水が建物を通り抜けるかのようで、調和のとれた穏やかなリズムをもたらしている。
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