LOPOプロジェクト:遵義市人民文化宮
設計者:中国西南建築設計研究院有限公司
主導設計者:李雄偉、温江
遵義市人民文化宮プロジェクトは総面積26,680平方メートル、延床面積25,321.2平方メートルの規模を有し、地下1階・地上5階建ての構造です。展示ホール、会議室、プール、囲碁・将棋室、バドミントンコート、バスケットボールコート、サッカー場など多様な施設を備え、娯楽・教育・トレーニング・学習を統合した多機能プロジェクトです。
敷地形状は東西に長く南北に短い長方形で、比較的整った構造です。道路交差点に位置するため、設計チームは道路交通の影響を最小限に抑えるため、円形の会議ホールを過渡ゾーンとして設計。これにより道路両側のドライバーや歩行者の視界を遮りません。メインビルは三角形の形状で、円形会議ホールとの鋭い視覚的対比を形成しています。
設計コンセプトは「円と三角形」をテーマに、文化宮の簡潔で壮大なイメージを創出。建築形態は敷地特性に沿い、都市環境に調和しています。レイアウト設計はメインビル空間と連動し、プロジェクト全体の機能性を強調しながら、建築と都市の有機的関係を完璧に表現しています。
遵義の豊かな歴史的文化的背景を反映し、外装にはLOPO赤色テラコッタパネルを採用。メインビルは自然な平面と櫛目表面テラコッタの水平設置により区分され、規則正しいファサードを構成。正面の多目的ホールには曲面ファサードにテラコッタ外装の垂直設置システムを採用し、円形建築の流線形構造と見事に融合しています。
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