医療施設プロジェクト:広西医科大学附属腫瘍医院五象分院
設計会社:北京新厦建築設計有限公司
LOPO製品:白色釉薬テラコッタ(幅:500mm、厚さ:20mm、6500平方メートル)
広西医科大学附属腫瘍医院五象分院は、広西省で唯一の省級がん防治研究機関、がんセンター、三甲級腫瘍病院として、治療・研究・教育・予防保健・地域サービス・リハビリテーションを統合した新設分院です。
五象分院の総敷地面積は148,700.84平方メートル、病床数2,000床を計画。2期に分けて建設され、総合医療エリア(1期・2期)と研究教育エリアの3部分で構成されています。1期工事では1,000床を整備し、総投資額14.66億元、延床面積181,650.82平方メートル(地上134,575.17平方メートル、地下2階47,075.65平方メートル)です。
「生命のリズム」を計画コンセプトとし、「患者中心」の設計思想に基づく当院は、高効率・集約化・人間本位・調和・環境保護の設計理念を具現化。国際的な先端医療設備を導入し、インターネット・IoT等のクラウド技術を統合、先進的な医療管理体制を採用することで、グローバル視野を持った高効率・安全な新型スマート病院を実現しています。
1期病棟は、外来・救急棟、医療技術センター、入院棟の3つの独立機能エリアが南から北へ配置。最外周に外来・救急棟、中央に医療技術センター、奥に入院棟を配置し、各エリアは独立した出入口を持ちつつ有機的に連携しています。
外観デザインでは、外来棟と入院棟に銀色アルミ合金とガラスカーテンウォールを採用。シンプルで優雅なトーンで十分な採光を確保しています。外来棟のファサードはアルミ合金フィンで垂直分節され、1階の曲面アルミ合金キャンチレバー構造と呼応し、軽快なリズム感を創出。中央の医療技術センターは白色釉薬テラコッタパネルで覆われ、両側のアルミ合金/ガラスカーテンウォールと調和しています。テラコッタの断熱・防音特性は、先端医療機器の保管・操作や診断・手術を行う医療技術センターに最適です。
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