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世界銀行グループ事務所建物

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プロジェクト名: 世界銀行グループ本部事務所

プロジェクト所在地: ラオス・ビエンチャン市チャオファーグン通りシエングン村

設計会社: Sheladia Associates Inc

2017年4月7日、世界銀行グループはラオス・ビエンチャン市チャンタブリー地区に新事務所ビルの開所式を開催した。2014年7月に建設が開始されたこのランドマークビルは、パトゥーサイ近くの旧事務所に取って代わった。新事務所ビルは、ラオスと世界銀行グループの50年以上にわたる緊密な協力関係を象徴し、今後の長期協力への取り組みを示している。

テラコッタパネル

この3階建ての新事務所ビルは、世界銀行グループの約100名の従業員の作業空間を提供する。設計当初から、太陽光発電システム、雨水収集・再利用システム、自然採光、排水処理施設、環境配慮型天然素材などを採用し、省エネルギーと環境配慮の原則に基づいて建設された。LOPO Chinaは本プロジェクトの外壁材供給を担当し、テラコッタファサードパネルとルーバー、および専用設計の粘土薄型レンガを設計・製造した。

テラコッタバゲット

設計者はオレンジと白を本プロジェクトのメインカラーに選定。これらの色調は軽快でリラックス感があり、熱帯地域の建物に最適である。外壁、室内ダイニングエリア、室内柱、庭園などに、それぞれテラコッタパネル、テラコッタスクエアバゲット粘土薄型レンガを適用。LOPOは各製品用原料の調合・加工・粉砕を実施し、内外装の色調統一を確保するため、テラコッタパネル工場と粘土レンガ工場で試作生産を行った。その結果、全ての製品の色合いと表面仕上げを最大限一致させることに成功した。

粘土薄型レンガ

テラコッタパネルの設計において、設計者はカーテンウォールの主要部にナチュラルフラットパネルを採用し、屋上パラペットとバルコニー縁部のトリム用に特別設計のグルーブドパネルを開発。白い塗装壁、青灰色ガラス、オレンジ色のテラコッタパネル、緑の熱帯植物が調和し、外壁全体をシンプルかつ繊細な印象に仕上げている。

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