ニュース企業ニュース

LOPOテラコッタパネルが大規模メガストラクチャー建築に採用

企業ニュース

Floor-Plan.jpg

写真© CCTN建築設計

2020年7月、西部科学技術イノベーション港は運営1周年を迎えます。これはLOPO中国が建築用テラコッタ製品とサービスプロバイダーとして参加した超大型プロジェクトの一つです。LOPOはこのメガプロジェクトの第1期として、工学・科学研究棟(床面積50万平方メートルの3棟のメガストラクチャーを含む)向けに11万平方メートルのテラコッタ外壁製品を製造しました。このためLOPOは専用窯を選定し、要求通り3ヶ月以内に全製品を納入しました。さらにLOPOは常駐技術者を配置し、高品質で効率的な工期達成を支援しています。

Red Megastructure Architecture of Innovation harbor.jpg

プロジェクト概要

所有者:西咸新区交通大学科学技術創新港開発有限公司

設計者:杭州CCTN建築設計有限公司(主導)

Terracotta facing designed for Jiaotong University Science and Technology Innovation Harbor .jpg

国家重点プロジェクトである西部科学技術イノベーション港は、教育部と陝西省が共同で立ち上げ、西安交通大学と西咸新区が共同建設しています。「キャンパス・コミュニティ・イノベーションパーク」三位一体の新形態を創出し、大学の社会統合を促進するのが目的です。120年の歴史を持つ西安交通大学にとって、21世紀型のグローバル視点を持つ新たなマイルストーンとなるプロジェクトです。

Campus Envelope of decorative terracotta.jpg

総床面積360万平方メートルのプロジェクトは、科学研究区・教育区・インキュベーション区・総合支援サービス区の4大機能区域に分かれます。研究教育区域は約159万平方メートルで、教職員・学生・研究者約4万5千人が利用可能です。このため研究教育棟に加え、商業施設・支援サービス棟・病院も整備されています。

Architectural facade panel wall of innovaion harbor.jpg

イノベーション港の建物は主に5-6階建ての低層構造で、西安交通大学の伝統的キャンパス文化とデザイン要素を取り入れたヨーロッパモダニズム様式です。同大学の伝統的建物は赤レンガ造りが主流のため、新キャンパスではテラコッタパネル(レンガ色の櫛目仕上げ)を主要カーテンウォール材とし、カーキ色・黄土色のアルミ板と石材で補完、重厚で古典的な優雅さを表現しています。

Red terracotta facade of Innovation Harbor.jpg

設計陣は旧キャンパスの赤レンガ材をLOPOの大型テラコッタカーテンウォール(厚さ21mm)に置換しました。テラコッタ外装材の採用により、美的・機能的要求を満たすだけでなく、環境配慮型素材による省エネルギー性と耐久性を実現。大規模プロジェクトにおいても、テラコッタの雨仕舞システムが施工効率を向上させ、工期短縮と総コスト削減に寄与しました。3棟のメガストラクチャー外装工事は、製造から施工まで6-7ヶ月で完了しました。

Large-scale Megastructures Cladding.jpg

無断転載を禁じます。jp.lopochina.comの事前許可なしに記事の一部または全部を転載・再送信することはできません