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医療施設プロジェクト:復旦大学附属産科婦人科病院

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プロジェクト: 復旦大学附属婦産科医院青浦分院

設計事務所: 同済大学建築設計研究院(TJAD)

LOPO外装材: 波紋加工テラコッタ外装(総面積10,000㎡)

所在地: 上海

上海市青浦区朱家角新城エリアに位置する本プロジェクトは、敷地面積約64,000平方メートル。総床面積86,000平方メートル、病床数500床を有し、外来・救急棟、管理棟、産婦人科棟、母子保健クリニック、研究・教育室、エネルギーセンターを備える。医療・教育・研究・母子保健を統合した三甲級(中国最高ランク)の産婦人科専門病院である。3年半の建設期間を経て、2023年6月に正式稼働予定で、長江デルタ地域の住民に高品質な産婦人科医療サービスを提供する。

川沿いに建つ病院建築は「育みと守護」を設計テーマとし、「母の抱擁のような温かさと安心感で希望の種を強く包み込む」静かで快適な医療空間を実現。曲線・後退・懸垂・浸透などの建築手法により、三角形の敷地形状に巧みに順応し、躍動的な円弧フォルムと空中緑化プラットフォームを創出。川辺の景観と建築空間が見事に融合した、流麗で変化に富む外観が特徴だ。

復旦大学附属婦産科医院青浦分院.jpg

赤い屋根と外壁から「紅房子医院」の愛称で親しまれる中国初の産科病院としての歴史的アイデンティティを継承しつつ、現代建築基準と国際病院標準に準拠。特殊形状の赤色テラコッタパネルが建築全体を包み、滝状の斜め配置と水面の波紋を模した表面処理により、「紅房子」の文化的要素を新建材・技術で表現している。

建築家が描く柔らかな曲線外装を実現するため、LOPOは3段階の色調テラコッタを特別調製。波紋表面加工と斜三角形断面形状のパネルを交錯・層状に配置することで独特のファサード効果を創出。さらに曲面壁構造に対応する曲線テラコッタユニットを設計・生産し、なめらかな建築ラインが優美な外観を形作っている。

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3色調テラコッタ外装の病院壁面.jpg

LOPO特製波紋加工テラコッタパネルの病院外装.jpg

曲面パネルによるコーナー詳細.jpg

滝状斜め配置のファサードパネル.jpg

赤色テラコッタの外装デザイン特徴.jpg

病院の柔らかな曲線外装効果.jpg

斜三角形断面のパネル.jpg

病院の産科棟.jpg

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