外壁の色彩は建物自体に活気を与え、静寂で優雅な雰囲気や流れるような美しさを創出します。世界が発展し人々の美的感覚が向上するにつれ、建物の外壁色彩はより豊かになっています。建築設計者はテラコッタ外壁を設計する際、色彩使用の法則を十分に考慮し、建物が独自の外壁色彩を持つようにしています。最も頻繁に使用される色彩設計手法は、同色系統のテラコッタパネルを組み合わせることです。
中国成都市・尚峰崗時代広場
大型レジャー・ショッピングセンターです。建築設計者は同系統の3色(珊瑚赤、深紅、茶褐色)のテラコッタパネルを選定し、建物下層部のファサードにランダムに配置しました。赤系色彩は広場に温かみのある快適な雰囲気を作り出し、四川省の人々の色彩嗜好に合致しています。3段階の赤色調が建物ファサードに活気を与え、上部の灰色外壁やガラスと調和しています。
中国大連市・万科蘭山住宅販売センター
建築設計者はLOPOの湿式工法テラコッタパネル(明るいテラコッタパネル)を販売センターの外壁材に選定。同系統の3色(茶色、薄茶灰色、濃茶灰色)のテラコッタパネルをランダムに配置し、商業施設の高級感を強調しています。この小規模建物のやや暗い色彩をバランスさせるため、設計者は従来サイズではなく小型テラコッタパネル(幅192mm×長さ600mm)を採用し、建物全体を繊細な印象に仕上げています。
中国平潭市・市庁舎改修プロジェクト
平潭市土木建設局のオフィスビル改修プロジェクトです。設計者は同系統の2色(シャンパンゴールド、ベージュ)のテラコッタパネルを選定。建物ファサードの大部分ではベージュを基調色とし、シャンパンゴールドは柱や枠部分に単独使用して建物の輪郭を強調しています。この2色は互いに調和し、政府機関建築に求められる重厚で堅実な気品を表現しています。
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