中国西北地区の大学分校として、このプロジェクトの総計画建築面積は125万平方メートルに及びます。3年間の建設を経て、第一期工事では図書館、学生活動センター、教室棟、実験室、体育館など44棟の建物が完成しました。71万平方メートルの建築面積を有し、大学の全理工系学部の教育・研究ニーズを満たすことができます。
キャンパスは山岳地形に建設され、自然と現代性が調和しています。プロジェクトの主要構成要素である図書館はキャンパスの中心に位置し、他の建物は周囲に分散しています。図書館と教室棟はいずれも巨大構造建築物で、立方体の組み合わせにより異なる機能エリアのニーズに対応し、段違いに配置された単一構造を形成しています。ファサードはテラコッタ、天然石、ガラス材の組み合わせで、鮮やかな朱色のカラースキームを採用。構造化されたファサードデザインと相まって、壮大で活気ある雰囲気を醸し出しています。
行政棟
行政棟正面
図書館はキャンパスのランドマーク建築の一つで、総建築面積6万平方メートル。地下1階、地上5階建てで、6,000席を備えています。リソースセンター、学習センター、国際交流センター、文化センター、科学イノベーションセンターの5つの機能エリアを有します。赤い建築用テラコッタと白い石材を使用したファサードは独特のデザインが特徴です。東、西、南に各1つの入口があり、南入口はキャンパス内の川に面し、東側は山に面しています。その設計は「智者楽水、仁者楽山」の哲学的コンセプトと共鳴しています。北側には傾斜したテラコッタファサードがあります。
2階のロビーは自然光と人工光の組み合わせで照らされています。91個の『人工太陽』は先進的な光導波技術を採用し、明るく壮観な雰囲気を創出。ロビーの中央通路では、建築家がテラコッタ壁で凹凸のあるグリル形状を創り出し、地元建築の特徴を表現するとともに、内壁にデザイン性を与えています。
これはLOPOが中国西北地域で手掛けた近年最大規模のキャンパスファサードプロジェクトの一つです。第一期工事では、LOPOは教室棟、行政棟、図書館のファサードと内壁に関わり、計6万平方メートルのテラコッタパネルとテラコッタバゲットを供給しました。
第一教室棟
第一教室棟東ファサード
図書館
図書館メインエントランス
図書館北側
図書館内装テラコッタ壁
ロビー中央通路
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