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山東理工大学国家重点実験室

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プロジェクト: 斉魯工業大学国家重点実験室

設計会社: 同元設計集団有限公司

延床面積: 50,363㎡

所在地: 中国・済南

LOPO製品: 20mm厚釉薬テラコッタ(総施工面積:12,121㎡)

このプロジェクトは斉魯工業大学の西門近くに位置しています。図書館の西側、教学棟の南側に位置し、同大学の重点学科における実験・研究施設の不足を解消することを目的としています。

建物はキャンパス内の他の教学棟と調和するよう設計され、東西方向に水平に展開する建物の形態はキャンパスの全体様式とインターフェースレイアウトに沿っています。建物本体は主要機能を果たすため南北2つのセクションに分かれており、重点実験と実践教育に対応しています。同時に、24メートルスパンの空中廊下により南北棟が連結されています。

斉魯工業大学国家重点実験室棟の航空写真.jpg

建物の航空写真

建物は重層構造により機能空間が区分されています。1階上部の浮遊ボックスは教学・実験用に、プラットフォーム下部の空間は加工・張り出し技術を活用した半開放空間で、多様な活動の場を提供しています。

設計チームは当地の気候と卓越風向を考慮し、1階を高床式にすることで周辺景観と建物各面の統合を最大化。良好な空気対流と採光を実現し、可能な限り自然で快適、環境に優れた省エネ学習空間を創出しました。

ファサードデザインでは、キャンパス全体のモダンでシンプルな明色系のテーマに沿い、可能な限り簡素で実用的な表現を採用。各ファサードが内部機能特性を反映できるようにしています。白色釉薬テラコッタパネルとダークグレーのガラスカーテンウォールが広範囲に使用され、所々に赤石風アルミパネルが配されることで優雅で軽やかな視覚効果を生み出しています。建物外装は規則的な縦長窓の連続により規律と秩序感を表現。建物中心部を貫く内部インターフェースには水平線が採用され、空間の拡張性と透過性が強調されています。内部の空虚と外部の堅固さの対比により、特別な緊張感が生まれています。

航空映像

テラコッタ外装.jpg

立面図

建物の西立面.jpg

西立面図

斉魯工業大学国家重点実験室棟南立面.jpg

南立面図 

テラコッタの実験棟.jpg

建物間の中庭

南北を結ぶ廊下.jpg

南北連結廊下

テラコッタファサードの質感.jpg

白色釉薬テラコッタ接写

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