プロジェクト名: チャイナ・ライフ・ケアガーデン-ザ・ハピネス・ランド
所有者: 中国人寿保険
設計事務所: AXS SATOW INC.
天津浜海新区空港経済区に位置するこのプロジェクトは、中国人寿保険が投資・開発した中高級退職者向けコミュニティです。高齢者向け継続ケア退職者コミュニティ(CCRC)として位置付けられ、介護を中核に、リハビリテーションサービスと医療サービスを特徴としています。敷地面積74,000平方メートル、延床面積約133,000平方メートル、緑化率45%を誇ります。
コミュニティには9棟の建物があり、居住区、専門介護区、ハッピー・リビング・ハブ、ハピネス・プラザ、健康管理・ケアセンターの5つの機能エリアに分かれています。地上12階・地下2階の建物には1,186名の高齢者が入居可能です。環境保護、省エネルギー・排出削減、建築設計、材料選定、建築技術において国際基準を採用。現在、ハピネス・ランド退職者コミュニティは米国LEEDゴールド事前認証(リハビリテーションセンター、退職者コミュニティ)を取得しています。
全体は流線形のS字デザインで、中央に広大な中庭を配置。庭園は下から上へと変化する景観を持ち、建物本体と高度に調和しています。屋内屋外を問わず、緑・水流・建築・空間が見事に融合し、曲がりくねった小道と移り変わる景色の美しさを随所で感じられます。建物同士が互いに囲い合い、自然景観と調和し、相乗効果を生み出しています。
流線形の建物に対応し、設計者はLOPOテラコッタ外装の水平設置システムを採用。異なる色合いと表面質感のテラコッタで水平ファサードを分割しています。1階外装は濃灰色サンドブラスト処理のテラコッタ、上部は自然なベージュと淡黄色のテラコッタで規則的に区切られ、優雅で整然とした視覚効果を演出。窓枠には磨き加工の直線・溝付きテラコッタがアクセントとして使用され、LOPOが本プロジェクト向けに特別調整した粗粒表面質感と相まって、ミニマルな全体デザインに微妙なバリエーションを加えています。
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